カツレツーリスト

中の人の心の声が聞こえてくる旅行記

2023年1月23日更新
新規記事 Sunrise@日本三景・松島|18きっぷで冬の東北4 を公開


鉄道開業150周年記念・京浜東北線の旅2(終)

前回の記事はこちら↓

www.tetsu-tabi.com

 

 

 

 前回に引き続き、京浜東北線に乗って各駅下車しながら桜木町へ向かっています。

京浜東北線で南下します

 

 次は大井町。

大井町駅の駅名標

 とりあえずカツレツはスタンプを求めて中央口の方へ行きました。だって普通はスタンプって大きい方の改札口にありそうじゃん 

大井町駅の中央口

 ところが、駅員さんに聞いたら中央口にスタンプはなく、西口のりんかい線の方にあるとのことで、逆戻りすることに。ただ、今回使っている休日おでかけパスのようなフリーパスは入場券の代わりにして改札内を通り抜けられるので、改札から改札への移動は比較的楽です。地味に便利。

西口にある大井町駅のスタンプ

 スタンプを押したら京浜東北線のホームに戻ります。発車メロディはアントニオ・ヴィヴァルディの春(第一楽章)と秋(第三楽章)です。おそらく春の方は聞いたことある方多いんじゃないかと。秋は春に比べれば知名度は低いかもしれませんが、私は好きですヨ。

 

 

 次は大森〜大森〜

大森駅の駅名標

 大森といえば大森貝塚。ホームに土器のオブジェがありました。

日本考古学発祥の地

 大森貝塚はエドワード・モースが列車の中から見つけた縄文時代の遺跡である、みたいなことを小学生か中学生の時に勉強したような気がします。ところで、かの考古学者の興味は貝塚に向いたのかもしれませんが、私のような鉄分多めな人の興味は、モースが開業したばかりの頃の鉄道(もちろん蒸気機関車)に乗っていたことの方に向くわけでして。いいなぁ150年前にタイムスリップしたいなぁ

 

 大森駅のスタンプは中央改札の方、NewDaysの隣にあります。

大森駅のスタンプ

 

 

 次は蒲田。

蒲田駅の駅名標

 蒲田駅のホームは2面3線です。中央の線路で折り返しができるようになっていて、蒲田始発の電車がときどき停まって鱒。朝ラッシュのときには座ろうとする人が並んで枡。

 

 蒲田駅には東急池上線と東急多摩川線が乗り入れてますが、JRの路線は京浜東北線のみです。京急蒲田駅は少し離れた場所にあります。

 巷では蒲蒲線を作って東急・JRの蒲田駅と京急蒲田駅を繋ごうという計画があるらしいですが、はてさて。一期整備では東急多摩川線から東急・京急の蒲田駅を経由して京急蒲田駅まで、ニ期整備では京急蒲田駅から京急空港線に乗り入れるそうですが、フリーゲージトレインでも入れるのかな?東急多摩川線は狭軌(1067mm)、京急線は標準軌(1435mm)ですが、どうやって乗り入れるのか非常に気になります。*1

 

 蒲田駅のスタンプは中央改札の隣にあります。ここから先、川崎方面は横浜支社の管轄となるので、東京支社が設置しているようなスタンプはここでおしまい。

蒲田駅のスタンプ

 

 蒲田を出たらたまリバーを渡ります。蒲田から川崎までは5分程度かかります。距離にすると3.8km。京浜東北線って、山手線と並走している区間を除けば駅間長いですよね。お隣を走る京急線は蒲田から川崎の間に2駅ありますが、京浜東北線はノンストップ。京急の快特も蒲田から川崎はノンストップなので、JR京浜東北線の各駅停車=京急の快特。ひでぇ暴論だ

東京都と神奈川県の境、多摩川を渡る

 

 

 しばらく走ったら川崎に到着。

川崎駅の駅名標

 川崎駅はJR東海道線、南武線、京浜東北線の列車がするほか、駅からすこし歩けば京急川崎駅もあります。政令指定都市というだけあって、先の蒲田よりも駅舎が大きいですね。駅舎にある通路も幅が広いです。

川崎駅の通路(ラゾーナ川崎プラザと繋がってます)

 

 

 このままだとページが長くなりすぎるのでパッパと紹介していきますよ〜

 次は鶴見。

鶴見駅の駅名標

 

 鶴見に来ると、横須賀線や湘南新宿ラインの列車が見えるようになります。これらは品川や大崎駅から品鶴線を通って、東海道新幹線と並走したり武蔵小杉のカーブを通過したりしながら走り、ここ鶴見で東海道線に合流するということになっています。もっとも鶴見は通過扱いですが

 

 鶴見からは鶴見線の電車が発車します。大ざっぱに言うと、鶴見線は行き先が海芝浦、大川、扇町の3系統に分かれているようなのですが、正直初見ではなかなか理解できません。頭の中に路線図が入ってないと厳しいでちゅ

初見殺し(?)対策の鶴見線の案内

 鶴見線の海芝浦駅は東芝の敷地に囲まれていて、許可された人以外は駅構内でだらだらするか駅直結の海芝公園でのんびりすることになります。基本的には駅の外には出られません。ですが、海がすぐそばに迫っていて、景色が良いそうなので個人的には一度行ってみたいかな。

 

 さて、京浜東北線のホームに戻って南下...しようとしたのですが、ホームに来たのは鶴見止まりの電車でした。蒲田と違って鶴見は1面2線しかありません。ですが、新子安方に留置線があるので川崎から来た電車などが折り返して、鶴見始発として運転することがあります。

鶴見止まりの列車

 蒲田止まり、鶴見止まりの列車があるので、鶴見〜東神奈川は思ったより本数が少ない、あるいは間隔が空く、ということもしばしば。

 

 

 さて、気を取り直してLet's go! お次は新子安。

新子安駅の駅名標

 新子安駅の西側、東神奈川方は線路がカーブしていて、ここで列車の写真を撮る人がいるとかいないとか。この時は京浜東北線と東海道線の並走が狙えそうだったので、カツレツも一枚撮ってみます。

スマホで撮り鉄(?)

 ガチで撮るならスマホじゃなくて一眼持ってこないとダメみたいですね、それ以前にもっと修行しないといけませんね

 

 

 新子安の次は東神奈川。ここで横浜を通らない横浜線と合流します。

横浜線の電車は短いので横浜寄りには止まりません

 ここから桜木町の間は、少し列車の本数が多くなります。さすが横浜を通るだけあるね。

 

 ところで、例にならって東神奈川の駅名標を探していたのですが、カツレツが探した限りでは1・2番線にはありませんでした。なので縦長のやつで勘弁してくだせぇ...

縦長のやつ

 

 

 新橋を出て3時間弱、ついに横浜に着いたど〜!

横浜駅の駅名標

 各駅で下車したので時間はかかりましたが、品川を出てから駅間が長いこともあり、12駅しか移動していないことにもなります。川崎から4駅しかないのは、ハマの赤いあんちくしょう京急の快特で10駅連続通過を楽しんだことのあるカツレツにとっては意外です。ちなみにエアポート急行も川崎から横浜まで4駅なので、JR京浜東北線の各駅停車=京急のエアポート急行。割とマジ

 

 お腹が空いたので、崎陽軒にシウマイ弁当を買いに行きます。

崎陽軒 横浜駅中央店

 これは後で気がついた話なのですが、わざわざ改札を出なくても、京浜東北・根岸線のホームに崎陽軒あったのですな。改札出て損した気分。

 

 

 さて、前回の記事でも紹介しましたが、150年前に鉄道が開業したのは新橋〜横浜(現在の桜木町)間です。ということで、現在の「横浜駅」から少し足を伸ばしてみませう。横浜で止まるんじゃねぇぞ...

桜木町駅の駅名標

 ついに!今回の目的地の桜木町に到着です!

 駅構内には、島口暉生さんが書いた昔の横浜駅舎の細密画が掲示されていました。コインロッカーの上に。

横浜駅の細密画(画:島口暉生)

 改札の外にも出てみましょう。駅の柱にはなんだか神々しい汽車の絵が。

汽車からとてつもないオーラを感じる...

 ちなみにカツレツ、この絵を見て、ハリーポッターに出てくるような汽車を思い出しました。なぜでしょうね?

 

 

 駅の外観はこんな感じ。しれっとEH200が写り込んでます

桜木町駅東口

 

 駅の入り口を撮って、後ろに振り返るとそこにはランドマークタワー。高さがそれなりにあるので、少し離れていても目の前にあるように見えます。

雲隠れしたランドマークタワー

 

 

 では、桜木町に到着したのでそろそろ締めさせていただきます。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

おまけ

 横浜駅で買ったシウマイ弁当です。「シュウマイ」ではありません。「シウマイ」です。

シウマイ弁当

 ご飯が8つに区切られているのですが、この切れ目に沿って箸を入れようとすると、予想以上にご飯が固く、くっつくので、不器用なカツレツにはちょっと食べづらいかな。

 ちなみに私の好きなおかずは筍です。

 

 

 

 

あとがき

 前回の投稿から1ヶ月近く間が空いてしまって、すいません。カツレツです。

 前回・今回共に、1記事につき写真を30枚載せ、3500文字以上書いているので、今までの記事よりもボリューミーだと感じた読者さんもいるかもしれません。実際私も、この分量だと2記事ではなく3記事に分けた方がいいかなと、あとがきを書きながら思ったりもします。

 今回の旅ですが、10月11日頃にふと、「鉄道の日には何かしら鉄分補給をしたいな」と思い、ほぼノリで企画して実施したものです。普段は旅行をするとき何ヶ月も前から準備をするのですが。

 鉄道旅というと地方のローカル線に乗ったり、特急(新幹線含む)で遠出したり、ということを思い浮かべますが、通勤ラッシュ真っ只中に都心から郊外に出ていく方向の電車に乗るのも乙なものではないでしょうか。都心に向かう電車は混んでいても郊外に向かう電車は空いていることがありますし、なにより今回のように各駅で途中下車をするのは案外楽しいものです。

 

 

 おっと、このままだとあとがきだけで500文字超えそうなのでそろそろ終わりにしますか。ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。また、

今後もよろしくお願いします!
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