カツレツーリスト

中の人の心の声が聞こえてくる旅行記

2023年1月23日更新
新規記事 Sunrise@日本三景・松島|18きっぷで冬の東北4 を公開


サフィール踊り子・プレミアムグリーン乗車記|伊豆・下田1

お久しぶりです!カツレツです。

 今回カツレツは、サフィール踊り子1号(東京11:00→伊豆急下田13:29)に乗車したので、その記録・感想、その他諸々を綴っていきます。

 

 

 サフィール踊り子は2020年3月にデビューした、E261系で運転される全車グリーン車の特急です。東海道線の東京〜伊豆急行線の伊豆急下田を2時間30分程度で結びます。

 大きな特徴として、

  • 4号車にカフェテリアがある
  • 1号車にプレミアムグリーン、2・3号車にグリーン個室、5~8号車にグリーン席
  • 個室は10時打ちでも取るのが難しい、プレミアムグリーンおよびグリーン席は海側のA席が埋まりやすい

の3点が挙げられるでしょう。伊豆急行線の片瀬白田〜伊豆稲取などでは、下り伊豆急下田行き列車では進行方向左側に、上り東京行きでは進行方向右側に、海が見えます。そのせいか、海側のA席がやたらと埋まりやすいです。(個室は8室全てが海側にあります。) 通路側、山側の席が取りやすいかと言われるとそうでもない模様

 

 

 

 

 10:38、東京駅9番線にサフィール踊り子が入線。上野方面からやってきました。

サフィール踊り子1号

 もし乗り遅れると、追加で1760円払ってこだま721号で追いかけなければいけない上にサフィールの乗車時間が半減してしまいます。ホーム上や改札内のお店でのんびりし過ぎないように気をつけましょう。

 Saphirというからにはサファイアっぽい綺麗な青を期待していましたが、実際に見てみると思っていたより黒くて高級感が漂っています。これは外観だけではなく1号車プレミアムグリーンの内装にも言えることで、特別料金をとるだけのことはあるなと感じたり感じなかったり。

 一方で、この車両には側面だけでなく天井にも窓が付いているので、照明が少なくても外部の光を取り入れることで十分な明るさが確保できるようになっています。外部の光が入らないトンネル内は暗いです

1号車(プレミアムグリーン)の車内

 座席は、いわゆる「人間をダメにする」タイプの椅子です。革張りの電動リクライニングシートで、背もたれを倒すのに合わせて座面が動きます。また、レッグレストもついていて、普通のグリーン車との格の違いをまざまざと見せつけられます。だけど、強いて言えば枕は固定じゃなくて可動式がよかったなぁ

プレミアムグリーンの座席

 実はこの椅子、背もたれの奥にあるレバーを押しながら回転させることもできます。その気になれば座席を向かい合わせにすることも可能ですが、足が伸ばせなくなるのでおすすめはしません。

座席を回転させてみた

 

 11:00、サフィール踊り子1号は東京駅を発車。自動放送の前には、サフィール踊り子専用の車内メロディ*1「La Mer Bleue」が流れます。フランス語で「青い海」何の変哲もない名前ですね

 

 ところで、サフィール踊り子では前面展望が楽しめます。通常前面展望といえば最前列の席に座っている人の特権なのですが、2, 3列目でも場合によっては景色を楽しむことができます。

最前列でなくても前は見えます(一応)

 この日、サフィール踊り子は満席で、東京発車時点で空いていた隣の席も横浜で埋まりました。デビューから2年以上経った今でも人気は衰えていないようです。プレミアムグリーンが好きになってリピーターになる人も一定数いるとかいないとか

 

 さて、4号車にはカフェテリアがあります。車番は「サシ E261-1」で、食堂車を表す「シ」が付いていることが一時期話題になりましたね

4号車のカフェテリア

 このカフェテリアを利用するためには、あらかじめサフィールPayなるサイトでメインメニューを注文し、オンラインで決済し、利用する時間を指定する必要があります。*2このサフィールPay、ログインの手続きが煩雑だしメニュー選択する前に列車、乗車日、座席等色々入力しないといけないし、スマートフォン専用だし、使い勝手がイマイチ エンジニアさん頑張ってください

 カツレツは事前に伊豆産フレッシュトマトのスパゲッティを注文していました。が、料理に時間がかかっている模様なので、車窓を眺めながら待ちます。サフィールは観光特急らしく、眺望に配慮されているのが感じられるから良きかな良きかな

おや?この2階建てグリーン車は一体...

 アテンダントさんに案内されたテーブルに座って待つこと約10分、綺麗に盛り付けされたパスタが出てきました。

伊豆産フレッシュトマトのスパゲッティ(1250円)

 利用時間は20分程度とやや短いので、服にトマトソースを付けないよう気をつけながら急いで食べます。ただ、量は少なめなので案外すぐに食べ終わってしまうものです。

 食べ終わったら、アテンダントさんにみかんジュースを注文。これは1号車の座席に戻って海を眺めながら飲みます。窓側の席に座っていたので、通路を通る車内販売の人に声をかけづらいんですよね

伊豆みかん 農家のきもち(400円)

 

 伊豆急行線は全線単線なので、特急同士が行き違うときは片方が駅に停車して対向列車を通します。なお、伊豆「急行」を名乗るだけのことはあって、交換可能駅では伊東線よりも一線スルーの配線が多く、列車が比較的高速で通過できます。北越「急行」や智頭「急行」と比べてはいけない

踊り子8号と行き違い

 

 また、先述の通り、サフィール踊り子1号では進行方向左側に海が見えます。東海道線内や伊東線内でも見られる場所はありますが、やはり一番良く見えるのは伊豆急行線の片瀬白田〜伊豆稲取でしょう。伊豆急行の8000系電車にも海側の景色の案内がありました この日はやや曇っていましたが、たまたま青空が顔を出してくれました。

片瀬白田〜伊豆稲取

 

 伊豆急行線はトンネルも多数あります。海のそばでも山が多い(≒トンネルが多い)のは伊豆らしいと言えば伊豆らしいです。だけどお願いだからトンネルの中にもスマホの電波入るようにしてください

トンネルの中

 

 いくつかトンネルを抜けるとすぐ、終点の伊豆急下田に到着します。プレミアムグリーンで寛いでいたら、あっという間に2時間半が過ぎてしまいました。

 伊豆急下田駅の改札は、人が切符に鋏を入れたりスタンプを押すような形式です。ICカードの簡易改札機はありますが、都心で見かけるような自動改札機はありません。奥には「伊豆下田関所」と書いてあるけど、一体何を改められるのだろうか...

伊豆急下田駅の改札

 先ほどまで乗っていたサフィール踊り子1号は、折り返しサフィール踊り子2号として運転されます。プレミアムグリーンは乗り心地良かったのですが、特急券・グリーン券が片道8170円もするので往復で乗ると財布がピンチ。

折り返しのサフィール踊り子2号

 

 

 

 

 それでは、今回の記事はここで切らせていただきます。お読みいただきありがとうございました!

 

次回の記事はこちら↓

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あとがき

Q. 1年と4ヶ月失踪して何をしていたんですか?

A. もちろん基本情報技術者試験の勉強をしていましたよ。まだ合格してないけど。

Q. 今後も失踪するんですか?

A. 知らんがな

Q. この記事書くのに何時間かかりましたか?

A. 約6時間です。2,3年前よりはかなり早くなりました。

 

 えー、読者のみなさん、本当にお久しぶりです。更新サボってすみませんでした。本業のほうで、LaTeXという文書整形系でやたらと分量の多い報告書を書かされたりして、数年前のように時間が確保できなくなってしまいまして。せめてブログ記事が2,3時間で書ければもう少し更新の頻度は上がるのですが...

 

 ブログを書くのは好きなので、今後も不定期で記事を投稿すると思います。今後もどうぞよろしくお願いします!

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